ピレネーの山奥ビエルサ村の山小屋風パラドール
ピレネーの山奥の小さな村ビエルサからさらに15km、シンカ川に沿って登るとオルデサ国立公園の入口に建つ、こじんまりとした山小屋風のパラドールに着きます。緑深い林と清流、それに覆い被さるような雪化粧のピレネーの雄大な山並みは、日本の上高地を思い起こさせます。
石造り、黒のスレート葺きの4階建てのパラドールは、外観こそ派手さはありませんが、館内の設備はさすがにパラドールです。
自然の雰囲気を大切にし、内装は木材を使用した温かい雰囲気が漂うインテリアでまとめられています。窓は少し小さめで保温のため二重窓になっていますが、窓を開ければピレネーの山並みとシンカ川が眺められ、冷たい澄んだ空気が頬に心地よく触れます。
川の対岸には町営のキャンプ場もあり、夏場にはキャンプやバーベキューを楽しむ人たちで賑わいます。山登りの基地としてはもちろん、釣りやハイキング、バードウォッチングなどアウトドア・アクティビティには最適なロケーションです。1階のサロンでは、周辺のトレッキングコースを詳しく記した地図や道具、おみやげなどの売店があり、また、パソコンでは様ざまなアクティビティが紹介され、画面を追いながらコースを検討することもできます。
夏には広大な庭が屋外レストランとなり、バーベキューコーナーも設置されます。