Parador de   BENAVENTE
ベナベンテ

マドリードからア・コルーニャへの高速国道6号線のちょうど中間地点、ベナベンテの町の高台にそびえる古城とそれに続く赤レンガの建物がパラドールです。この古城はレオン王のフェルナンド2世の居城でしたが、現存しているのは16世紀に建てられたルネサンス様式の「かたつむりの塔」と呼ばれている部分で、レストランや会議室、バルとして使用されています。3層が吹き抜けになったサロンでは、細かい木彫りの彫刻が施された天井は必見の価値があります。また、地下のバルへは、まるで牢獄にでも入っていくような狭い石造りの螺旋階段を下りていきます。するとそこには、重厚な石壁、 タペストリーに囲まれた空間、中世の世界が待っています。
この塔に続けて増築された建物が客室となっています。カスティージャ産の木材と赤レンガの調和がとれ、新しい建物ながら中世のお城の雰囲気を壊さないよう、落ち着いた品のよい調度品とインテリアで装飾されています。